縄文人の感性に驚きを隠せません!

東京国立博物館で開催されている ”縄文”1万年の美の鼓動。

このタイトル通り、1万年以上前の縄文人の感性に驚きを隠せない。私の中の縄文は小学校社会科の歴史で初めに出てくる。教科書の写真は縄目が特徴の土器。そして火焔型土器及び遮光器土偶。竪穴式住居に住み狩猟をして生活をしている。そして弥生時代・・・・というような感じだ。私の知識はその程度のもので今回実物を見て、1万年以上前のご先祖様は何からインスピレーションを受け、この複雑な装飾を施したのだろうか?もちろん一品一品の手作りなので土器には温かみを感じる。火焔型土器の装飾にも指の跡を感じる。相当制作に時間がかかったのだろうと。ススがついているので実際に使用していたのだろうが、あの重そうなものを使うとは中々の力持ちだな。どんな人が創り、生活の中でどう使われていたかを想像することは楽しい。

初期の縄文土器は縄目がついているが、弥生か?と一瞬思うくらい薄めに造られているのに中期には肉厚でいかにも縄文土器っぽくなり(あくまで私が感じるには)晩期には薄くなり、装飾も現代っぽく、工芸品のようになり、私が毎日使用する”やかん”と酷似する土器まであるではないか?もはや恐るべし!縄文。

縄文の狩猟生活から弥生時代農耕生活になることで、土器の形も大きく変わるというのは、今まで考えたことはなかった。しかし考えてみるとそうだと思う。あんなごてごて装飾をされているものでお米は炊きにくいし、汚れるし、機能性を考えるようになったということだ。

土器の話ばかりしてきたが、もちろん土偶も展示。土偶も面白かったが一番の驚きは、筒形土偶。なんと!太陽の塔ではないか!展示最後になって合点がいった。岡本太郎は縄文にインスパイアされていたのだ。芸術は爆発しないと私は思うが、縄文の感性は爆発していた。