ルーブル美術館展 肖像芸術ー人は人をどう表現してきたのか。 行ってきました

この酷暑の中、国立新美術館で開催のルーブル 肖像芸術-人は人をどう表現してきたかに訪れた。夏休みということもあって親子連れや、学生さんの姿が多く見られた。肖像に絞ったこの展覧会に興味があった。私が人である以上やはり人の顔、表情に興味を持つ。その人の内面が現われたり生きてきた歴史が刻まれる。肖像画の歴史を学ぶとともに歴史上の人物にも会えた。大理石で刻まれた彫刻はどれも今すぐにでも動き出しそうな躍動感。白い石なのに見ていると頬に赤みが差してくるように見える。リシュリュー枢機卿の権威を示す彫刻では思わず見入ってしまった。子供のころから私の中では三銃士等に登場し様々なキャラクターで描かれている人が、そのイメージとは全く異なり精悍で、聡明で、堂々としている。とても格好良く感じた。権力を示すための印象付けにはあの彫刻は満点だ。見た私はそう感じた。その後ろにはルイ14世の5歳で王座についたときの彫刻。そして、隣に進むたびに年齢を重ねる。年齢を重ねたルイ14世の顔には5歳の時の面影があり、結構忠実に描かれるものだと感心した。ナポレオンのデスマスク。やはり口が少し開いている感じがデスマスクのリアリティーを感じた。私はすっきりした表情にも見えたし、神経質だったのかな?とも思った。あのフランスの英雄まで上り詰めたからこその苦悩も多くあっただろうと。最後にアンチボルド。人でないのに人に見えてしまうだまし絵。よくできていると感心。歌川国芳を思わず思い出す。肖像の人々は静まり返った美術館で何を語りあっているのだろうとおもう。