プーシンキ美術館展~旅するフランス風景画 行ってきました

さあ、旅へ出かけよう、と始まった風景画展。とても面白かった。やはり神話をはじめ主題にスポットを当てる光効果は美しかった。17,18世紀頃の作品は赤というか朱色とグリーンの補色使いが多く感じられた。それが威厳を感じさせるのか?そして風景が空と葉と地面と牛とヒツジとしっかり描き分けてあったがある時代から徐々に風と雲と空気が混じりあい、描いていないのに人の生活のにおいを感じたり、冷たさや暖かさを感じた。相変わらず展示の仕方に感服。どの絵も見ごたえがあり、面白くてしかたない。勝手に南仏っぽいと思っていたが地図を確認するとパリの近くであったり。一番印象深いのは、ポスターにもなっている「馬を襲うジャガー」ジャガーに食べられている馬の目が印象的。食べられていることに唖然としてるのか、それとも”無”の瞳なのだろうか。ポツンと描かれた馬の目。愛らしく感じてしまった。主役のジャガーは後ろ向きで馬の首に食らいついている。この絵の中で肉食獣はジャガーのみ。馬は草食動物。あとは様々な植物。きれいに咲く花々。勝手に食物連鎖の絵画と思ってしまった。旅するフランス風景画。本当に色々な旅ができてよかった。