サルバドールダリ「ダリと猫と椅子」

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サルバドールダリ「ダリと猫と椅子」。1948年に写真家フィリップハルマンによって撮影されました。一番驚いたのは合成写真ではなく、撮影された一枚の写真なのです。面白いですよね。よく見ると椅子がつられているのがわかります。ダリの必死の表情、猫が慌てふためくさま。本当に躍動感に満ちています。この水が構図の中で何か意味を感じます。この写真は一瞬を切り取ったものでありながら、時間の流れを感じさせます。白黒のコントラストがそう思わせるのでしょうか。ダリは28回もこの撮影の為に跳んだそうです。そしてそれを写すカメラマンも。情景を思い浮かべるだけで面白い。しかも、猫まで放り投げられちょっとかわいそう。この撮影の場所はとてもエネルギッシュだったと感じます。現代は簡単にアプリやソフトなどで合成できてしまう。こういう作品の持つ意味は大きいと感じました。